Episode11 うつとクレーム内容 その2 待ち呼
電話がつながらないというクレームですが一応コールセンター内では設備的に
対策がとられています。
代々の担当者が改善策として取り入れたのでしょう。
①待ち呼(受電でききれず、電話中のまま待っているお客様がある状態)が
ある時はパーテーションの上の赤色回転灯(パトカーのサイレン)が
光り輝きますw
②さらにセンター長の電話機の横のスピーカーから「キンコーン、キンコーン」
と催促音が鳴ります。
「受電率をあげるため」
と備品として購入・導入したと思われるものです。
しかし・・・
残念ながらオペレーターの給料に歩合制はありません。
電話を多くとったからといって給料がなんら多くなるわけではありません。
とうぜん・・・
いくら赤色灯が光り輝いてても、いくらスピーカーが鳴り響いても
オペレーター達は
「ケッ 知るか!」
と、どこ吹く風で赤色灯とスピーカーは切なく働き続けるだけなのです。
「待ち呼ありまーす、頑張ってとりましょー」
・・・と声をかけても暖簾に腕押しですw
まったく効果がないばかりか、その赤色灯とスピーカーは
うつ左衛門だけにプレッシャーがかかる代物で、ストレスが
さらにむなしく、着実に、蓄積され続けていくだけなのでした。