episode41 うつと休職 図書館 ①
ということで、しばらくは図書館通いです。
!!!
もう至福の時間です。
無数の本たちが手に取ってください、待ってくれています。
普段なら苦情の電話を受けている時間です。
たまに図書館を訪れる時もありましたが多く時間をとれないので
駆け足で回って焦りながら本を探していました。
でも今や時間は捨てるほど生まれました。
端の棚から順番に一段ずつゆっくり背表紙を眺めていきます。
これだけでもとても贅沢です。
そして2、3冊本を選び閲覧室に向かいます。
静かな空間で時間をたっぷり使って読書ができる幸せ。
こんな日が来るとは夢にも思いませんでした。
しばらくしたら休憩として新聞コーナーに行きます。
最近は新聞紙を手にすることはほとんどありませんでした。
電車の中ではスマホ版、残業が終わったら今日は何か事件があったか
パソコン版、家に帰ったらやはりパソコン版で新聞ニュースを
をせせこまと検索する日々でした。
しかし図書館には新聞全紙並んでいます。
片っ端から手に取り記事の最初から最後まで読んでみます。
以前テレビでお年寄りが
「新聞はすべての記事を読み込んでいます」
と仰っていましたが正直
「暇でいいね~」
くらいの感想でしたが今はそれが体現できる現実。
やっぱり新聞は紙媒体でバサバサさせながらで見るのが一番です。
そして図書館あるある、が帰ろうと出口に向かっている際
「あ、これも読みたかった~」で
と読みたい本を見つけてしまうこと。
もちろん今でもありますが
「じゃあ明日はこの本から読むとするか」
という、優雅な結論に。
なんというストレスフリーな穏やかな日々なのでしょう。