episode35 うつと休職 通院⑥
通院
「よ、よろしくお願いします」
「はいよろしくお願いします、はいおかけください」
診察室に入ると無機質の若い声で軽く招き入れられました。
顔をみると20代半ば?に見えます。 言わば子供位の年代です。
「どういう具合か教えていただけますか」
さっきの問診票は使用されていない模様です・・・
問診票と同じ内容を伝えます。
大学ノートに小学生みたいな字ででメモされています。
目線はあげずノートとパソコンのディスプレイを交互に見やります。
心療内科のマニュアルなのでしょうか。
「では仕事の内容について教えてください」
一日の業務量、人員体制、クレーム内容を訊かれていきます。
まるで職場の上司に面談されているようです。
正直なさけなくなってきます。
しかし診断書を書いてもらうためには辛坊です。
「わかりました。ではまず睡眠をとれるようにから始めましょう。
薬を処方しておきます。では1か月後にまた来てください。」
診察時間は5~6分でした。
目が合ったのは最後の日程調整の時だけでした。
診察室を出ると次の患者さんがすぐ入っていきました。
流れ作業です。
とりあえずとっかかりは無事に終了しました。
これでもし仕事管理がうまく行き休職できるようになったら
通院を続けることになります。
(実際通院することになりました)
本日とうとう、正式にうつ患者にあいなりました・・・。
診療明細 初診料282点 投薬68点 通院精神療法600点 費用9500円
自己負担2850円
処方された内容 レクサプロ錠 ロゼレム錠 自己負担2100円
ちなみに帰宅してググったら先生の年齢は35歳でした。